
☆パスクワは何を祝うの?
パスクワは日本語では”復活祭”。何の復活を祝うかといえば、キリストの復活をお祝いするお祭りなのです。ローマにあるヴァチカン市国はキリスト教の総本山と言われているように、イタリアは敬虔なキリスト教国家。なので、イエス・キリストが生誕したお祭り、”クリスマス”よりも、キリストが復活した日のお祭り、すなわち”パスクワ”は重要な意味を持つお祭りなのです。そして、このパスクワは教会で最も古い祝日と言われています。
イエス・キリストは金曜日の昼頃、十字架上での3時間にわたる苦しみの後、息を引き取られました。翌日の土曜日は活動が厳しく制限されている安息日であったため、その日のうちに遺体はユダヤ人議会の議員、アリマタヤのヨセフの私有墓地に収められました。3日目の日曜日の朝、夜が明けるのを待ちかねていた女たちはいそいで墓に向いました。
ところが驚いたことに墓は空だったのです!
キリストは、死を打ち破って、復活されたのです。
そして、その復活をお祝いするのがパスクワ。このため、パスクワ前の金曜日は”聖金曜日”となって、学校などもお休みになります。
このようにパスクワはキリストの復活をお祝いする、キリスト教最大のお祭りなのです!!
☆パスクワの語源は?
”パスクワ”と言う言葉はラテン語の"パスカ(Pascha)”が語源と言われています。パスカとは”過越の祭り”という意味で、キリストはこの過越の祭りの間に十字架に張り付けられ死し、復活したと言われているからです。英語の”イースター”はゲルマンの春の女神”Estera”からきています。イースターは毎年3〜4月に行われ、厳しい冬が終わり、暖かな光の中、命が芽生える春を祝うお祭りということから名づけられました。
☆キリスト復活が記されている聖書の箇所
さて、安息日が終わったので、マグダラのマリヤとヤコブの母マリヤとサロメとは、イエスに油を塗りに行こうと思い、
香料を買った。
そして、週の初めの日の早朝、日が上ったとき、墓に着いた。
彼女たちは、「墓の入口からあの石をころがしてくれる人が、だれかいるでしょうか。」とみなで話し合っていた。
ところが、目を上げて見ると、あれほど大きな石だったのに、その石がすでにころがしてあった。
それで、墓の中にはいったところ、真白な長い衣をまとった青年が右側にすわっているのが見えた。
彼女たちは驚いた。
青年は言った。
「驚いてはいけません。
あなたがたは、十字架につけられたナザレ人イエスを捜しているのでしょう。
あの方はよみがえられました。ここにはおられません。
ご覧なさ い。ここがあの方の納められた所です。
ですから行って、お弟子たちとペテロに、
『イエスは、あなたがたより先にガリラヤへ行かれます。
前に言われたとおり、そこでお会いできます。』とそう言いなさい。」
(マルコによる福音書16章 1-7節)
簡単に言えば、「パスクワ」=「イースター」=「復活祭」。なんの復活を祝うかと言えば、キリストの復活を祝うお祭り。
日本はキリスト教国家ではないために、あまり馴染みがないかもしれませんが、キリスト教国家(ヨーロッパ各国・アメリカなど。。)では、かなり盛大に行われるお祭りです